シスコ認定試験は、学習内容とは別に、試験自体に苦労する要素が多いです。
前もって把握しておかないと、痛い目を見るかもしれません…。(経験者談)

• 試験時間が短い(時間が足りない)
• 再解答不可(見直しや後回しができない)
• 出題形式の種類が多い(単純な選択問題以外にもいろいろ)
• シミュレーション問題(最大の難関)

シスコ認定試験には、ラジオボタンやチェックボックスの問題以外にも、
バラエティあふれる形式の問題が出題されます。

• 択一選択問題(ラジオボタン)
• 複数選択問題(チェックボックス)
• ドラッグ＆ドロップ問題
• コマンド入力問題
• シナリオ問題
• シミュレーション問題

シナリオ問題は、ひとつの問題(ネットワーク構成)に対して、
複数の設問(選択問題)を解答する問題です。

CCENT/CCNAの出題数は50〜60問となっていますが、
シナリオ問題は複数の設問を含めて1問という扱いになっており、
その他にシミュレーション問題(後述)も時間がかかる問題なので、
90分の試験時間では想像以上に時間の余裕がありません。

さらに、再解答ができず、問題の解答を後回しにすることもできないので、
わからない問題に遭遇した場合に、ヤマカンで解答して早く次の問題に進むか、
それとももう少し考えてみるか、状況に応じた判断力が合否を左右します！

なお、コマンド入力問題は、出題されることになっていますが、
筆者がCCENT/CCNAを受けたときには見かけませんでした…。

新CCNA試験について知ろう(出題方式) − ＠IT自分戦略研究所

シスコ認定試験では、シミュレータで擬似的にスイッチやルータを操作して
問題に解答する、シミュレーション問題なるものが出題されます。

CCENT/CCNAの範囲では、以下の2つのパターンがあるようです。

1. 表示コマンドで設定内容や状態を確認して設問に解答する。
2. 設定コマンドで設定をする。

CCENTは1.のパターンが2問、CCNAは1.と.2のパターンがそれぞれ1問ずつ
だったような気がします。(保証なし)

以下のチュートリアルページで、5つ目が2.のパターン、7つ目が1.のパターンです。
(実際の試験問題の内容はもっと複雑な問題です。)

Cisco Certification Exam Tutorial - Cisco Systems

先述のとおり、CCENTのシミュレーション問題は、
表示コマンドで設定内容や状態を確認する内容のみ(保証なし)なので、
show系コマンドを確実に覚えておきましょう！

各コマンドのスペルはもちろんのこと、
各コマンドの出力のどの箇所にどんな情報が表示されるか覚えて、
必要な情報を自由に確認できるようになることが必要です。

一見難しそうに思えるシミュレーション問題ですが、
コマンドは何度でも実行し放題ですので、気楽に臨みましょう！

ただし、最初に"enable"コマンドを実行するのを忘れずに！
忘れるとほとんどのコマンドが実行できずパニックになります…。(経験者談)

ちゃちですが、無料で利用できる以下のようなシミュレータもあるので、
モード変更などの基本操作を実践してみましょう！

E-learning CCNA編 Cisco IOSシミュレーター